体質や飲み合わせによっては重い副作用が!ジスロマックの禁忌・相互作用

過去にジスロマックで過敏症を起こした人はNG!妊婦や授乳婦は慎重に使う必要あり

ジスロマックは、体質や持病によっては服用できないので注意しましょう。

過去にジスロマックを服用して過敏症を起こした人は、ジスロマックを使えません。薬剤過敏症とは、身体の免疫機能が、薬の成分に対し、過剰に反応してしまうことです。症状はかゆみや湿疹といった軽い症状から、重症化して、命を落とすこともあります。

ジスロマックで過敏症を起こしたことがある人は、病院で診察を受ける際、必ずそのことを医師に申告しましょう。

肝機能障害や心疾患のある人、マクロライド系またはケトライド系薬剤で過敏症が出たことのある人は、慎重に使う必要があります。

今飲んでいる薬の種類によっては、相互作用が出る可能性があるので、注意が必要です。制酸剤を併用すると、ジスロマックの効き目が弱まることがあります。抗生物質のシクロスポリン、抗ウイルス薬のメシル酸ネルフィナビル、強心剤のジゴキシンを併用すると、副作用が出やすくなります。

妊婦や授乳婦の服用については、安全性が確立されていません。そのため、ジスロマックを使った治療上の有益性が。使わないことによるリスクを上回ると医師が判断したときのみ使われます。授乳婦の場合、ジスロマックを飲んでいる間、母乳での子育ては中止しなければいけません。

副作用が出やすくなる!ジスロマックと飲み合わせ注意の薬を紹介

ジスロマックとの併用に注意が必要な薬として、「制酸剤」や「ワルファリン」、「ジゴキシン」が挙げられます。

制酸剤とは、胃液の酸度を調整するお薬です。水酸化マグネシウム、酸化アルミニウムと薬の箱に書いてあれば制酸剤だと判断できます。制酸剤とジスロマックを併用すると、ジスロマックの効果が低下してしまうので注意しましょう。

ワルファリンとは、血栓を予防するために、血液をサラサラにするお薬です。ジスロマックと併用すると、ワルファリンの血中濃度が高くなって作用が増強されます。血がサラサラになり過ぎて出血しやすくなったり、些細なケガでも血が止まらなくなるリスクがあります。

ワルファリンを服用中の人は、必ず医師にそのことを告げてください。

ジゴキシンとは、強心剤の1つです。ジスロマックと併用すると作用が強くなりすぎて、中毒症状を引き起こす可能性があります。

外国での臨床試験では、他の種類の抗菌薬との併用による、有害事象の報告はありません。しかし、「ジスロマックと他の抗菌薬との相互作用の可能性は否定できない」とされています。

医師の診察を受ける際は、薬の相互作用や重複を避けるために、必ず服用中の薬を担当医に伝えてください。お薬手帳を持って行って、担当医や薬剤師に見せると安全です。

ジスロマックの服用中はお酒は避ける!制酸薬以外の胃腸薬や頭痛薬は併用してもOK

ジスロマックを服用する際は、飲酒は避けましょう。

ジスロマックとアルコールは、どちらも肝臓で分解されます。一緒に摂ると、肝臓の負担が大きくなり、副作用が起こりやすくなったり、薬の効果が弱まったりする可能性があるのです。

ジスロマックの有効成分「アジスロマイシン」の血中濃度が半減するまでは3日ほどかかります。この期間中は、飲酒を避けるべきです。

また、普段から多量にお酒を飲んでいる人は、ジスロマックが効かない可能性があります。アルコールを多量に摂っていると、肝臓の代謝機能が強くなります。その結果、ジスロマックの有効成分が、効果を発揮する前に体内から排出されてしまうのです。

お酒は、1回1合を週に4日くらいが、適量を超えない飲み方です。

ジスロマックとピルとの併用は、問題ありません。ペニシリン系やテトラサイクリン系の抗生物質の中には、ルの避妊効果を低下させるものもあります。しかし、ジスロマックはマクロライド系なので、そのような心配はありません。

制酸剤はジスロックの作用を下げてしまいますが、ビオフェルミンなどの乳酸菌製剤は併用しても問題ありません。また、頭痛や生理痛の際に使う鎮痛剤のロキソニンも、ジスロマックと併用可能です。